これまでにビゴラ、センフォース、そしてラブグラとバイアグラ系のジェネリックを試してきたわけじゃが、前回のラブグラまでは飲むときの状況やタイミングも適当で、効果時間についても時計をチラ見してのざっくり計測じゃった。
しかしまあ、そろそろバイアグラ系を切るか切らないかの判断のために真面目に計測しておこうかと思い、改めて条件を設定した上で自身を観察しつつ試してみたぞい。
ついでに言えば1錠あたりの価格が安いセンフォース、用法を守れば絶大な効果を発揮するとなれば自身の懐具合にも影響のあること。
モチベーションも自然に上がろうというもので、コレまで以上に真剣に取り組んだぞえ。
まずは、センフォースを作っちょる会社についてちょっと解説しておこうかの。
「センチュリオン・ラボラトリーズ」について

センフォースを製造・販売するのはインドのグジャラート州にあるセンチュリオン・ラボラトリーズ社。
■Centurion Laboratories (センチュリオン・ラボラトリーズ)
http://www.centurionlaboratories.com/
・・・と、聞いてもどんな会社なのか想像できるヤツはまずおらんじゃろう。
ワシだって、こんな事でも無かったらおそらく一生耳にすることはなかったじゃろうしな。
インドの製薬会社として規模はそれほど大きくないようじゃが、扱っている製品は抗生物質、消毒用軟膏、抗アレルギー錠、抗マラリア薬、鎮痛・解熱剤、栄養補助薬、ビタミン剤、ハーブ製品等々、多岐に渡り、それらを東南アジア、中東、東ヨーロッパを中心に世界中に輸出しておるそうな。
そして、ここでは以下のようなED治療薬を製造・販売しておる。
-
センフォース:バイアグラ・ジェネリック(有効成分:シルデナフィル)
センフォース100mg(バイアグラジェネリック)10錠:ベストケンコー
ビリトラ:レビトラ・ジェネリック(有効成分:バルデナフィル)
ビリトラ10mg10錠(レビトラジェネリック):ベストケンコー
-
ビダリスタ:シアリス・ジェネリック(有効成分:タダラフィル)
ビダリスタ20mg(シアリスジェネリック):ベストケンコー
アバフォース:第4のED治療薬ステンドラ・ジェネリック(有効成分:アバナフィル)
アバフォース(アバナフィル)100mg:ベストケンコー
フリバン:女性用バイアグラの1つ、アディ・ジェネリック(有効成分:フリバンセリン)
フリバン・アディジェネリック100mg(女性用バイアグラ):ベストケンコー
そしてなぜか「シルデナフィルパワーピル」っちう、同社内でセンフォースと競合するバイアグラ・ジェネリックも売っておる。
この他にも早漏防止成分、ダポキセチンを配合した、センフォース-D、スーパービリトラ、スーパービダリスタなんてのもあるようじゃ。
もっとも、ここもアジャンタ・ファーマと同じくウェブ上ではED治療薬に関する記載は影も形も無いので、確かめるには個人輸入サイトを見るしかないわけじゃが。
「センフォース」注文・入金・発送・到着までの流れ
これについてはセット商品としての購入なので偽サイト注意!ベストケンコー購入記に記載済みじゃが、いちおう載せておこうかの。
- 7月16日:注文
↓ - 7月17日:入金
↓ - 7月18日:入金確認の連絡&発注済の連絡
↓ - 7月19日:発送連絡
↓ - 7月24日:商品到着
発送元はシンガポールで、この時は注文から到着まで8日。
入金のタイミングはもちろん、その時々の注文処理・発送処理の状況によって多少の前後はあるじゃろう。
「センフォース」概要
有効成分はシルデナフィルなので、効用、副作用、服用時の注意点など薬の特徴としてはこれまでのバイアグラ・ジェネリックと変わらん。
健常者であるなら、空腹時に服用・アルコールNGさえ守っていれば特に問題は無いはずじゃ。

シート裏の記載で見るべきところは・・・。

Sildenafil Citrate Tablets:クエン酸シルデナフィル錠
Cenforce – 100:センフォース – 100
Each film coated tablet contains:フィルムコート錠
Sildenafil Citrate:クエン酸シルデナフィル
Eq. to Sildenafil 100mg:シルデナフィル100mg相当
Excipients q.s.:賦形剤適量
製造は2018年01月、使用期限2020年12月。

「センフォース」コスパの高さを検証
群雄割拠のED治療薬、その中にあってセンフォース最大の特徴はとにかくコスパが高い事じゃ。

バイアグラ・ジェネリックの多くは本家のバイアグラと同じ『1錠100mg、1箱4錠』のパッケージ。
しかし、センフォースは1錠100mgは同じまま1箱10錠。
そして1箱の価格は4錠入りのものと比べてもそれほど高くはない。
輸入代行業者 | 数量 | 販売価格(送料含む) | 1錠当たりの価格 | |
センフォース (100mg/1錠、1箱10錠入り) センチュリオン・ラボラトリーズ | ベストケンコー | 1箱 | 3,380円 | 338円 |
3箱 | 4,779円 | 159円 | ||
5箱 | 5,280円 | 106円 | ||
7箱 | 6,881円 | 98円 | ||
10箱 | 8,380円 | 83円 | ||
20箱 | 12,780円 | 64円 |
バイアグラ、及び代表的なバイアグラ・ジェネリックの価格
注:1錠あたりの価格は送料も含めた金額から算出。
ベストケンコー:送料無料。
あんしん通販マート:購入金額7000円未満:送料700円、7000円以上:無料。
★価格、送料等については 2018/12/08 のもの、1錠当たりの価格は1円未満四捨五入。
これを見ると、1箱8錠入りのゼネグラもあんしん通販マートで購入すれば、センフォース以上にコスパがええことがわかる。
しかし、惜しむらくは「3大ED治療薬ジェネリック各10錠入りスペシャル」のようなセット商品が無い事じゃ。
薬との相性が出やすいED治療薬。
バイアグラ系を幾つか試し「合う・合わない」をある程度見極めた上ならともかく「相性が悪い可能性もある」と考えると、初心者がいきなり指名買いをするのはちと敷居が高いのではなかろうか?
注意点はもうひとつ。
シログラはパッケージは日本語じゃが、製造・販売はインドのジマー・ファーマ社。
日本製では無いので間違わんようにな。
日本製バイアグラ・ジェネリックの価格
日本製のバイアグラ・ジェネリックで代表的なのは以下のものがある。
- シルデナフィル OD 錠 50mgVI「トーワ」(東和薬品)
- シルデナフィル錠 50mgVI「キッセイ」(キッセイ薬品)
- シルデナフィル錠 50mgVI「FCI」(富士科学工業)
- シルデナフィル錠 50mgVI「テバ」(テバ製薬)
- シルデナフィル錠 50mgVI「SN」(シオノケミカル)
いずれも50mg/1錠:900円~1100円、100mg換算で1800円~2200円といったところか。
単純に価格だけ見れば、ジェネリック薬であるにもかかわらずに本家バイアグラとほぼ同等、個人輸入でまとめ買いをした場合はバイアグラの方が安価になるという残念な現実があるんじゃな。
おまけに日本でバイアグラ(とそのジェネリック薬)は医師の処方箋が必要な『処方箋医薬品』。
個人での購入不可であるからして、この辺は「医者の処方+国産」という安心安全を取るか、個人輸入というリスクを取るかの選択じゃな。
ちなみに、その価格差ゆえかインド製ジェネリック薬に対しては品質を疑問視する声が無きにしも非ずじゃが、ワシ個人としては薬自体の品質についてはあまり心配はしておらん。
国境なき医師団みたいな財政にゆとりの無い医療現場に必要とされておるのは、安価であると同時にそこまでの信頼性を築きあげたからこそと思うておるからじゃ。
ただし、実際に届いたものが本物か偽物かっちう話になると、これはまた別の問題なのよな。
そういう面で「個人輸入の代行業者は価格だけで選ぶな」っちゅう話になるわけじゃ。
「センフォース」検証時の条件設定

前回のラブグラと同様、100mgをピルカッターで1/4にカット。
25mgx1から初めて、副作用等の様子を見つつ量を増やす方向で進めることにする。
検証する服用量
- 25mg
- 50mg(25mgx2を同時に服用)
- 75mg(25mgx3を同時に服用。ただし50mgでまだ可能であると判断した場合のみ)
- 100mg(100mgx1を服用。ただし75mgでまだ可能であると判断した場合のみ)
服用の条件
- 服用は空腹時(少なくとも食後2時間以上経過後)
- 検証は1回ごとに24時間以上間隔を空ける。
被験者
- 性別:男性
- 年齢:50歳
- 身長:163cm
- 体重:56kg
「センフォース」検証結果

服用量 | 検証結果 |
25mg |
■副作用軽め。勃起力あり。持続時間短め。
30分経過しても効いてくる気配が全く無いので25mg追加しようかと思ったほど。
しかしながら1時間を前に徐々に「効き始め」てくるのを感じた。 ただし、股間のムズムズした感じはあるものの副作用は違和感を覚える程度の軽い頭痛のみ。 ※顔のほてりや鼻詰まり感もあるが、意識しなければ気にならない程度。 勃起時の硬さはラブグラよりはあるように感じた。 効果を実感できたのは服用の1時間後から2時間弱。 |
50mg (25mgx2) |
■副作用軽め。勃起力かなりある。持続時間は短め。
10数分後には目が潤うような感じになる。
20分後には軽い鼻づまりと顔のほてり。 40分後あたりから股間のムズムズ感がでてくるが、あまり勃起しそうに無い感じ。 副作用は鼻が詰まった感じに、顔のほてり・目の潤みから視界の違和感と頭痛が少々。 上記副作用はあるが、体の状態としては勃起しそうに無い感じがしばらく続いた後、1時間を過ぎたあたりから急激に効果を実感。 ほぼフル勃起状態が1時間ほど続いた後、急激に下降。 効果を実感できたのは服用の1時間後から2時間半程度。 |
75mg (25mgx3) |
■副作用軽め。勃起力かなりある。持続時間はやや延びる。
20分後に目の潤いと顔のほてりを感じるようになる。
1時間後には心臓の鼓動が早くなり、のどの乾き、股間のムズムズ感など、今回は何か刺激があればすぐにでも勃起しそうな感じがある。 他の副作用としては弱めの鼻の詰り意外特に無く、頭痛も起きなかった。 ほぼフル勃起状態が1時間半ほど続いた後、ゆるやかに下降。 効果を実感できたのは服用の1時間後から3時間程度。 |
100mg |
■検証終了次第掲載。
|
今回もすべて腹の虫が鳴くほど空腹状態で服用した。
25mg、50mg、75mg で効果を実感しはじめたのは共に服用の1時間後だが、そこに至るまでの状態の推移はまるで違っているのが不可解。
さらには全体として「なだらかに上昇なだらかに下降」を示した25mg、75mgに対して、50mgは爆発的な効果を感じたものの下がるのも早いというピーキーな特性を示したのもよくわからん。
もう少し試してみないことには、納得できる答えは出せそうに無いようじゃ。
そして75mg まで試した限りでは副作用も軽めだったので 100mg 行けそうな手ごたえはあった。
・・・が、 100mg については、近日中に検証・追記する事にして、ひとまずこの段階で公開する事とした。
今回のまとめ
その前にラブグラの回でチラッと書いた以前の失敗談をしておこう。
あれは泡の国に遊びに向かった日のことじゃった。
あの日、ワシはセンフォースを半分にカット、出発直前に半分を、そしてもう半分を30分くらい前に飲む・・・予定じゃった。
泡の国入国前、持ってきたのはカットしていない方のシートだという事が発覚。
出発前に飲んだ分の効きも弱く、あせっていたワシは気がついたら1個まるまる飲みこんでおった。
50mg、プラス2時間後に100mg。1日150mg・・・、完全に過剰摂取である・・・。
この時は初めてED治療薬飲んだとき以上に、頭痛と心臓のバクバクでかなりヤバイ状況に・・・。
結局、その日泡の国には入国せず、近くの漫画喫茶で安静にする羽目になったわ。
薬は用法・用量を守って正しく使うべきじゃよ。
良い子は決して真似してはイカンぞえ。
ちと話がそれたがまあ、何が言いたいかっちゅうとED治療薬・・・・・特にバイアグラ系の場合、服用時の制約がかなり厳しいうえ、その時々の自分の体調にもかなり左右される印象がかなりある。
数回試しただけで相性を云々する前に一度、体調を万全にしたうえで正しく服用し、本当に効果が無いのかどうかを確かめてみるべき・・・という事じゃ。
結論としてはこのセンフォース。
悪い悪いと思っとったバイアグラ系との相性じゃが、条件をキッチリ整えれば思ったほどパフォーマンスは悪くない・・・という印象じゃ。
ついでに単品を購入する余裕があるならば一度は試してみる価値があると言っておこう。
そしてED治療薬初心者にはセンフォースを含めたバイアグラ系、レビトラ系、シアリス系のジェネリック3種類が試せるコレをススメじゃ。
3大ED治療薬を安価に試せるのはもちろん、センフォースで十分な効果があるとわかればこれ以上無いコスパで楽しいナイトライフを送れる事うけあいじゃ。

そうそう、ピルカッターはあった方が便利じゃぞ。
いろんなところに書かれておるが海外のED治療薬は基本バイアグラ系は1錠100mg、レビトラ系、シアリス系は1錠20mgじゃが、これは大柄な西洋人向けの用量じゃ。
対して個人差はあるにしろ小柄な日本人にはバイアグラ系なら50mg、レビトラ系、シアリス系は10mgが適量とされておる。
最初のうちはさらに少ない用量から自分に合った適量を探っていくのがベストじゃろう。
その過程で1回に半錠で行けるとわかれば、薬代の節約にもなって一石二鳥じゃしな。
まあ、いろいろ試すにはあって損の無いアイテムじゃよ。
追記:厚生労働省の資料
先日ED治療に関するリンク集を作るためにググりまくっておったところ、厚生労働省の資料にセンフォースの記載があったのでここに追記しておく。
平成 27 年度「インターネット販売製品の買上調査」の結果について【別添(PDF)】
https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11126000-Iyakushokuhinkyoku-Kanshishidoumayakutaisakuka/H27_net_kaiage_1.pdf
上記資料の9ページ目にセンフォースとベストケンコーの名前が、最終ページに資料写真が掲載されておる。
この資料が何かと言えば、まあ1ページ目にあるとおり厚生労働省が
無承認無許可医薬品に該当する製品等の販売実態を把握し、製品の販売停止の要請等の対策を行うとともに、これらの製品の分析結果及び販売サイト等を公表することによって、個人輸入等でいわゆる健康食品や海外製医薬品を購入しようとする消費者に対して注意喚起を行う
ために実際に購入して調査した結果をまとめたものであるわけよ。
資料を見てもらえばわかるが、ここに掲載されている薬のだいたいが「(1)強壮用健康食品」として販売しているにもかかわらず、シルデナフィルやタダラフィルといったED治療薬でおなじみの「医薬品成分」が検出されたもの。
要は一定の制限がかけられるべき「処方箋医薬品」が、単なる健康食品・サプリメントとして無制限に売られているのは国民の健康上問題アリ・・・というわけじゃ。
その中でセンフォースは外箱の包装や添付文書が無い製品として「(2)海外製医薬品と称する製品」の中に「検出物質:シルデナフィル100mg、備考:箱なし」と記載されておった。
「無承認無許可医薬品」というなら、インド製のジェネリックED治療薬はだいたいここに分類されるんじゃろうとは思うが、センフォースは外箱も添付文書も無い・・・と言うことでここに取り上げられたようじゃ。
この項目には同じく箱なしのもの、有効成分が製品に記載されている含有量に満たないものなどが検出物質と共に記載されておるが、逆に考えたらコレ「この成分がちゃんとこれだけありましたよ」と、国からお墨付きをもらったようなもんなんじゃなかろうか?
まあ、だからといってこれらの薬に「変な混ぜ物があるかどうか?」というのはまた別の話になってくると思うので、「安心・安全」などとは口が裂けても言えんけどなw
追記事項
2018/12/19:75mg 服用時の結果を追記。
2019/01/10:「厚生労働省の資料」を追記。
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